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第3回日本基督教団改革長老教会協議会宣言

「我らが神と崇むる主イエス・キリストは、神の独り子にして、人類のため、その罪の救いのために、人となりて苦しみを受け、我らが罪のために、完き犠牲をささげたまえり。おおよそ信仰によりてこれと一体となれるものは赦されて義とせらる」

 既におよそ100年前、1890年の日本基督教会信仰の告白は、このように主イエス・キリストに対する信仰を明白に言い表し、それをもって教会形成の根幹とすることとした。この改革長老教会の伝統が今日の日本の教会に対して持つ意義を再認識し、これを積極的に継承しつつ、日本基督教団にあって、真実の福音主義教会形成をしたいと願う私たちは、新しい道を尋ねて協議を重ねてきた。そして今ここに第三回協議会を開催し、改めて、イエスこそ私たちの救い主キリストであることを言い表すと共に、このキリストヘの告白に根ざし、これを規範とする教会の、日本における確立のために全存在を傾ける共同の決意を表明する。

  1. 私たちは、日本基督教団に属し、その信仰告白を誠実に受け入れ、共同の信仰の表白として告白する。それと共に、1890年の日本基督教会信仰の告白をも失ってはならない遺産として改めてその意義を認識する。これらの告白が簡潔に言い表す信仰は、基本信条が示す正統的なキリスト教教理を基礎とし、宗教改革以来の福音主義教会の立場を明確に言い表している。教団が真実の合同教会としての実質を整えるためにも、この共同の信仰告白を確保するとともに、説教と聖礼典を根幹とするすべての数会の働きが、この信仰によって整えられ、真実の力を得ることができるように、私たちは、許される限りの共同の努力を重ねる。
  2. 私たちは、現代日本にあって正しい福音宣教による伝道のために召されている。この国に生きる者すべてのために注がれる神の愛を証しし、主イエス・キリストの名による以外に救いはないことを確信して、伝道になお一層の献身を志す。そのために、全国各地に可能な限り伝道協力のための組織を造り、互いに助け合って信仰の一致に根差す伝道振興に励む。
  3. 私たちに与えられた伝道の使命に生き、健康な教会を形成するために、もっとも適切な道は、広義における改革教会の歩んできた道、長老制度による教会形成の道を新しい思いをもって継承することであると判断する。日本基督教団にあって、異なった教会的伝統に生きる諸教会との相互理解と協力を深めるためにも、このことが必要なのである。
  4. 私たちは、上の志を実現するために、諸教会が置かれている諸条件のもとで、それぞれにふさわしい福音主義教会形成の共同の道を尋ねる。その努カを互いに尊重しつつ連携を深めるために、連絡を強化し、運動の普及深化を図るために可能な限りの努カをする。

 1989年9月15日、日本基督教団富士見町教会に集まった私たちは、ここに私たちの共同の歩みを定め、この運動になお多くの教会の理解と参加が得られることを切望する。

 父・子・聖霊なる神に栄光がとこしえにあるように。私たちの運動がみこころにかない、祝福されることを心から願い、宣言する。

第3回日本基督教団改革長老教会協議会参加者一同

宣言付属文書

 宣言の趣旨を生かし、具体化を図るために、特に次のことに努カする。

  1. 私たちの運動は、何よりも各地に伝道協力組織が形成され、強化されることである。それと共に、未組織地域における同志の教会が孤立することのないように配慮したい。そのために、人事を含む、相互連絡・.協議・援助の担い手として、各組織を母体とする連絡会の働きを強化する。  連合長老会、各地の伝道諸団体、更には未組織地域の代表者による連絡会を定期的に開催するとともに、その働きを継承する運営委員会を設置する。
  2. 協議会運動が強化され、円滑に行われるようになるために、その財政的基盤を作る。運営委員会によって予算を作成し、教会拠出金、賛助献金をもってこれを支える。
  3. 協議会運動にとって不可欠なことは、共同の神学研究と研修である。そのために協議会の名により教会研究所を設置する可能性を検討する。

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