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第6回協議会声明
<新しい世紀へと向かう私たちの教会の決意>

「あなたがたは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変わること のない生きた言葉によって新たに生まれたのです。こう言われているからです。 『人は皆、草のようで、その華やかさはすべて、草の花のようだ。草は枯れ、花は散る。 しかし、主の言葉は永遠に変わることがない。』」 (ペトロの手紙一、第1章23-25節)

 今、世界は傷つき病んでいます。しかも価値観はますます多様化し、相対化しつつあり ます。こうした中で私たちは、変わらざる神の言葉を託された主の教会として世界に本当 の救いと癒しをもたらすため、ますます一致協力してその使命に応えなければなりません。 ここに改めて私たちの協議会運動の基本線を確認し、新しい世紀へと向かってその使命と 課題を鮮明にし、決意を新たに前進したいと思います。

1.信仰告白の規範的確立を求める。
 私たちの教会は、十字架にかかり甦られた主イエス・キリストを私たちの唯一の救い主 として告白する信仰の上にのみ建てられる。多元化した杜会の中にあってもなお私たち はこの信仰の告白によって生きる。ニカイア(ニケア)信条を初めとする基本信条、日 本で初めてその規範と拘束性を備えて制定された1890年の日本基督教会信仰の告白、 1954年の日本基督教団信仰告白へと引き継がれてくる、連続した告白の歴史的な流れ を尊重し、私たちの自由なる応答を正しく導く公同の信仰告白の規範性を改めて確認する。 教師検定試験、教師の招聘と任職、聖礼典の執行、洗礼・転入会試問、牧師の共同研修、 長老・執事ならびに教会員の訓練がこれに従って正しく行われることを私たちは願い求め る。
2.教団にあっての自己形成として、長老制度による公同教会の形成を志す。
 信仰告白の規範・拘束性を現実に重んじるためには、合同教団の中で信仰告白の位置づ けにおいて一致する諸教会が結集し、自己形成する必要がある。従来各地域に形成してき た伝道協力組織を更に推し進め、教団の中にあって信仰告白の規範・拘束性を健全に活か す制度として共に長老制度の形成を志すことも、この自己形成の課題に含まれる。従って それは分派の形成とは異なり、二千年にわたる歴史的な教会制度のあり方をたえず学びな がら、使徒的な公同の教会をこの日本に形造る試みである。私たちは教団が正常な会議制 を回復することを求めながら、そこで終わることなく、なお歴史的伝統を踏まえた上での 対話を回避せず、現実的な合同教団のあるべき姿を求めて、より広範な論議が積極的に起 こされることを願う。
3.力を合わせて福音伝道の使命に応える。
 私たちは新しい世紀へと向かって、真剣に福音伝道に当たる使命を与えられている。ま ことの神を知らない現代日本の社会状況の中で、本当に神の前における人間性を回復する ことができるのはイエス・キリストの福音以外にない。社会的問題をそれぞれの置かれた 場所で担うことも教会のディアコニア(社会的奉仕)に属している。しかしそれは何より もまず福音に根ざしたものであり、福音を語ることが委ねられているのは教会だけである ことを私たちは今真剣に受け止める。地域伝道、また家族や青年伝道、日曜学校(教会学 校)における信仰の継承をこの時代の大きな変動の中で大胆に見直し、その方策を活発に 議論し、協力して再建しなければならない。
4.キリストの体としてのまことの教会の形成に努める。
 たえず御言葉によって改革される私たちの教会は、聖霊の導きと御言葉の権威のもとに しっかりと立ち、礼拝を中心に喜びに満ちた信仰生活が確立されるように努力する。何よ りも慰めに満ちた力ある説教がなされ、すべての者を差別なく洗礼へと招き、共に真実の 悔改めと信仰の喜びをもって聖餐に与れるように、確信をもって共に教会形成に当たりた い。そのために今後も季刊『教会』等を通し、必要な神学的奉仕を常に提供できるように 努カする。

願わくは主が、この国にキリストの主権に仕えるまことの教会を打ち立てようとする私 たちの願いを祝し、これをみ栄えのために用いて下さるように。


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